【体験談】総合商社への転職は難しいのか? 総合商社内定までの体験記

総合商社への転職 キャリア

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私は29歳の時、新卒で入社した日系機械メーカーから某総合商社へ転職しました。

今回は転職する決心し、某総合商社から内定獲得するまでの体験談を紹介させて頂きます。

転職エージェントに登録し、某総合商社に内定を頂くまで約3か月程の期間でした。

総合商社への転職は難しいと言われています。

ただ本当に難しいのか?

どうしても、総合商社で働きたい、世界を股にかけて活躍したい!

そんな思いを持たれている方のお役に立てればと思います。

また最後に日系メーカーから総合商社へ転職した後、気づいた点も併せてお伝えさせて頂きます。

総合商社へ転職時の私の状況

総合商社へ転職時の私のバックグラウンドは下記となります。

総合商社へ転職する際、年齢を気にされる方が多いと思います。

私は20代でしたが、同じタイミングで総合商社に入社した同僚は20代~40代と幅広かったです。

ですので、そこまで年齢は気にする必要はないと考えております。

まずはトライすべきです。

総合商社へ転職したいと思ったきっかけ

私が総合商社へ転職しようとおもった理由は、主に3つあります。

  • 海外でのビジネススキルを身につけたい
  • 新規ビジネスの立ち上げを経験したい
  • 収入アップしたい

海外でのビジネススキルを身につけたい

一つ目ですが、私は学生時代から、海外での生活にあこがれていました。

学生時代は、ありきたりですが、バックパッカーとして海外を貧乏旅行していました。

日本では経験できない、新しい文化を体験したいというのが主な理由です。

旅をしているとき、現地で生活している駐在員の方にお会いする機会が多々ありました。

日本を離れて、家族や国のために働いている駐在員を見て、憧れを抱くようになりました。

そのような経緯もあり、新卒で、総合商社も受験けました。

結果は、全総合商社撃沈。

結局日系機械メーカーに就職しました。

メーカーでも、海外の仕事はできると期待していましたが、配属はまさかの国内担当。英語を使う機会は入社してから3年間で皆無でした。

ただ、英語だけは毎日勉強していました。

そんな中、入社4年目ごろ、突然海外企業との取引を担当することになりました。

その際、初めて英語を使う会議に参加したのですが、全く話すことができず自分自身に失望しました。

他の同僚から失笑もくらい、大変悔しい思いをしました。

この経験をきっかけに、英語でのビジネス実務経験が必要だと改めて痛感しました。

新規ビジネスの立ち上げを経験したい

私が在籍していた会社は超老舗製造メーカーでした。

ビジネスモデルはすでに確立しており、新規提案が許される内容としては、改善提案がメイン。

新たにビジネスモデルを立ち上げるということは皆無でした。若手社員ではなおさらです。

既に決まったルーティン業務を毎月繰り返す日々に疑問を感じていました。

ただ、当時の上司はとても理解力のある方で、私の新規提案をよく聞いて頂きました。

たまたま、1点役員クラスまで通った提案がありましたが、撃沈。

提案内容が、既存ビジネスと少しでもリンクしないということでNGになりました。

一から立ち上げる仕事をしたい。そんな思いがつのりました。

収入アップしたい

私は日系機械メーカーの総合職事務系として働いていました。

年収は650万円程。20代後半のサラリーマンとしてまずまずの給与だと思います。

ただ残業時間を含めて650万円です。正直満足できる額ではありませんでした

しかし、総合商社勤務の同年代の知り合いから、年収は1,000万円越えと聞きました。

更に福利厚生が充実している。

また海外駐在になると、危険などの手当もつき、年収は倍近くになる。

そんな年収を得たい。素直にそう思うようになりました。

以上の理由により、私は転職を決意しました。

第一志望はもちろん総合商社です。

総合商社への転職方法

総合商社への主な転職方法は2つあると思います。

  • 各総合商社HPからの申し込み
  • 転職エージェント経由での申し込み

私は転職エージェント経由で申し込みました。

転職エージェントだと、各個人に担当者がつき相談しやすい環境になります。

また面談日程の調整なども、企業の間に入って頂き、調整してくれます。

私は通常通り、会社に勤務しながら、転職活動をしていたので転職エージェントの活用が必須でした。

転職エージェント会社のHPで必要事項を登録をし、その後個別面談をしました。

エージェント登録や面談はすべて無料です。

エージェントは、転職者が入社する会社から報酬を得ます。

そのため、転職希望者に費用は請求されません。

転職エージェントの “JAC Recruitment” を選んだ理由

私がお世話になった転職エージェントは「JAC Recruitment 」 でした。

ジェイエイシーリクルートメント

日本には多数の転職エージェントがあります。

実際、私も2~3個の転職エージェントに登録しました。

しかし、最終的にJAC Recruitment一本で転職活動をしました。

主に理由は3つあります。

  • 総合商社の紹介件数が多かった
  • 担当者が大変親身に相談にのってくれた
  • 紹介して頂く企業の質が高かった

JAC Recruitmentでは総合商社など大手優良企業の紹介案件が非常に多かったです。

またこれは偶々かもしれませんが、自分の担当者が大変親身に相談にのってくれる方でした。

ただどこのエージェントでも気を付けるべき点は、エージェントとの”面談です。

面談では、なぜ転職したいのか?なぜ総合商社に転職したいのか?を聞かれます。

エージェントはこのヒアリング結果をもとに、自分にあった仕事を探してくれます。

そのため、エージェントでの面談はきちんと事前用意をし、全力で臨みましょう。

きちんと思いを伝えないと、適切な職業を紹介してくれない可能性があります。

相手も人間です。思いが強い、転職志望がより具体的な方に、親身に相談にのってくれます。

総合商社面談までの流れ

案件紹介

転職エージェントとの面談後は、転職エージェントから求人案内の紹介を頂きます。

私の場合、総合商社が第一志望でしたが、面談の練習対策として、他の会社も受けました。

第一志望の面談前に、何社か試しに受けることをお勧めします。

初めての転職活動なので、わからないことばかりです。

総合商社の案件紹介

JAC Recruitment 担当者の方から某総合商社の求人案内を頂きました。

求人の内容としては、物流部門で、発展途上国における、機械部品会社の立ち上げです。

総合商社の求人案内には、大まかな部門毎の採用とピンポイントの案件があります。

部門毎の採用は、部門毎に一括採用され、どの業務をするか、入社するまでわかりません。

一方、ピンポイントの案件は具体的にどのような業務をするのか、事前にわかります。

また、ピンポイント案件は、自分の職歴とマッチするのがあれば、より内定を貰える確率が高いメリットがあります。

いままで、機械メーカーで部品製造にかかわっていたこと。そして貿易知識もあったので、応募条件としてはフィットしていました。

このピンポイントの求人と巡り会えたのも、転職エージェントでの事前面談できちんと職歴を伝えていたからです。

転職エージェントとの面談は重要です。

総合商社 転職面接

某総合商社の採用試験は、書類審査、面談は3回ありました。

書類審査

書類審査は履歴書と職務経歴書がメインでした。

履歴書と職務経歴書は定量的に実績を書くことを気を付けました。

また初めての転職の場合、転職エージェントの方にチェック頂くことをおすすめします。

私は何度も添削して頂きました。

1次面接

1次面接は、人事部の課長レベルの方と1対1での面談でした。

本社1階のミーティングルームで、フラットな感じでの面接でした。

何故総合商社を希望するのか、海外は大丈夫?などオーソドックスな質問がメイン。

面接の目的は、会社に合うキャラクターかどうかを見極めている様子でした。

面接官は、東欧に長い間駐在経験があるようで、体育系の方。ハキハキした回答を心掛けました。

面接自体は楽しく、この方と一緒に働けたら楽しいだろうなと思いました。

1次面接結果は面接当日に出ました。

転職エージェントさん曰く、社風に合っているので、2次面接に進んでほしいとのことでした。

2次面接

2次面接は、配属先予定となる部長との面接でした。

部長との面接では具体的な仕事経験、実績に関して、次から次へと質問が飛び交いました。

事前に転職エージェントの方と面接練習をしていたので、助かりました。

結果は1週間ほどかかりました。

入社後聞いた話だと、同じタイミングで候補が5~6人いたようです。

また2次面接から交通費が支給されました。

最終面接

最終面接は人事役員との面談でした。本社ビル高層階の応接室での面接でした。

面接内容はオーソドックな内容でした。

入社意識の最終確認にような感じで、ハキハキと回答することを試みました。

総合商社の内定獲得

最終面談から約1週間後、内定との連絡を受けました。

JACの担当者の方から電話で連絡を頂き、その後メールにて正式内定書を頂きました。

内定をもらった時は嬉しいというより安心しました。

電話とともに、メールにて正式内定の書類を頂きました。

これで私の転職活動は終了しました。

内定後の交渉

給与面に関して、特に異論はなかったです。150万円以上年収がアップされた条件でした。

また住宅手当も2倍以上でした。

出社日は所属していた会社と、退職日を明確にした上で、決定しました。

会社ごとに退職依頼してから、退職までの日数が異なります。

社内規則に記載されているので、事前確認は必須です。

機械メーカーに退職をつなげ、内定後2か月後には入社しました。

総合商社への転職で気づいたこと

メーカーから総合商社に入社して気づいた点をまとめました。

業務内容ではなく、職場環境についてまとめました。

職場環境

会社全体としては、体育会です。

上下関係がしっかりあります。

またこれは配属される部門によりますが、私の配属先はアットホームでした。

総合商社ってドライなイメージを入社前までしていました。

しかし実際はいると、人間味がある方が多かったです。

また休日の付き合いもありました。これをよしとするかは個人次第だと思います。

給与

総合商社の給与は、一般メーカーと比較になりません。

私の場合、年収だけでも150万円以上上がりました。

労務管理は非常にしっかりしています。残業代は分単位で出ますし、残業代の未払いなど考えられません。

また残業時間もできる限りしないよう、ケアがあります。

そのため、平日の残業は致しかないないものの、土日出勤するということはありませんした。

給与以外にも、様々な手当がつきます。

飲み会

飲み会は非常に多いです。

前職の機械メーカーでは、忘年会や送別会など節目毎に飲み会しかありませんでした。

一方、総合商社は社外との接待、そして会社内の飲み会と飲み会の嵐です。

毎日飲み会の週もありました。

商社で大切なのは、人間関係です。新しいことをする際は、事前の社内整理は必須です。

その際、円滑な人間関係が求められます。そのためにも、飲み会の参加は必要です。

ただ、お酒が弱くても大丈夫です。お酒が弱くでも、トークでカバーする。そんな同僚は多々いました。

総合商社への転職に向いている方

総合商社への転職に向いている方は、ずばりコミュニケーショ能力に長けている方です。

業務の経験やスキルも大切ですが、それ以上に大事なのは、コミュニケーション能力です。

商社はメーカーではないので、自社製品がありません。

全ての仕事に”人”が関わってきます。

コミュニケーションでも特に、人たらしな方がより向いていると思います。

総合商社への転職 まとめ

以上がまとめになります。如何だったでしょうか?

是非トライしてみてください。

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