WEB3未来妄想会議の火付け役【盛岡市 鈴木市議会議員インタビュー】

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Web3って聞くと難しそうだけど、実はすごく面白い未来の話。一緒にWEB3で盛岡の明日を妄想してみませんか?

そんなキャッチフレーズのイベント「WEB3未来妄想会議」が2014年5月17日(金)に盛岡で開催されます。

イベントには、盛岡市長、副市長、大学の教授、大学生、事業家、web3の専門家までが一堂に会するなど、新たなWeb3×地方創生の取り組みとして注目されています。

このイベントの火付け役となったのが、盛岡市の鈴木真吾市議会議員(@suzuki.shingo.morioka)です。

2023年8月に盛岡市議会議員選挙にて当選され、現在盛岡市民のために日々奔走されています。

今回はそんな鈴木市議会議員とWEB3未来妄想会議 運営委員会プロジェクトマネージャーであるヒオキンさん(@hioking2010)にインタビューさせて頂きました。

WEB3未来妄想会議とは?

「WEB3未来妄想会議」は、NFTやブロックチェーン、AR、メタバースといった技術を駆使して、地元盛岡をもっと楽しい場所にすることを目指しているイベントです。

WEB3未来妄想会議運営委員会が主催し、2024年5月17日(金)に盛岡市赤レンガ館で開催します。

盛岡市が後援となり、盛岡市長や副市長、盛岡市議会委員、岩手大学教授、岩手大学生、WEB専門家、盛岡市の事業家の方々などが一同に会し、自由にWEB3で盛岡で何ができるかなど妄想します。

WEB3が初めての方も、イベントではWEB3の基礎知識講座があるので、イベントを通してWEB3を学ぶことができます。

参加は無料!で、WEB3に少しでも興味がある方はどなたでも参加可能です。

WEB3未来妄想会議運営委員会の概要は以下となります。

開催日時2024年5月17日(金)13:00~17:00
開催場所盛岡市 赤レンガ館
参加費無料
主催 WEB3未来妄想会議運営委員会
後援盛岡市
企画運営協力PARDEY株式会社

鈴木議員インタビュー

WEB3未来妄想会議に関して、鈴木市議会議員(@suzuki.shingo.morioka)及びWEB3未来妄想会議運営委員会 プロジェクトマネージャーであるヒオキンさん(@hioking2010)にインタビューさせていただきました。

鈴木市議会議員は2023年8月に盛岡市議会議員選挙にて初当選され、現在盛岡市のために日々奔走されています。

鈴木真吾市議会議員(@suzuki.shingo.morioka)

ヒオキンさんは、NFTコレクション 「カバードピープル」のファウンダーを務められるなど、WEB3界隈で幅広く活躍されているお方です。

ヒオキンさん(@hioking2010)

鈴木議員は盛岡市議会議員になられて、現在第1期目とお伺いしました。鈴木議員が考える盛岡市の課題は何でしょうか?

【鈴木市議会議員】私が盛岡市議会議員になってから約7ヶ月経ちました。盛岡市の課題の一つは、若者がどんどん盛岡から離れていることです。

若者が盛岡から離れると、出会いの数がどんどん減るので、少子化に繋がります。

この少子化を少しでも食い止めるために、盛岡市として早急な対策が必要だと考えています。

対策として特に力を入れないといけないのが「仕事」、つまり雇用です。仕事の内容をきちんと知らないまま職業を選んでミスマッチとなり、早期退職するケースが本当に多いんです。

雇用条件を事前に確認するのはもちろんですが、地域や社会人の方から適切な情報やアドバイスが貰えるような場所が必要だと考えています。

どういう経緯でWeb3に興味を持たれたのでしょうか?

【鈴木市議会議員】私の友人に、Web3界隈で活躍されているKushさん(@kush81nf)という方がいます。

その方に、未来妄想会議の企画運営協力をされているPARDEYさんを紹介して頂いたのが始まりです。

PARDEYさんはWeb3総合代理店をされていて、日本各地でWeb3に関わるプロジェクトを取り纏めてられています。

また今回同席頂いている、プロジェクトリーダーのヒオキンさんからもWeb3 の話を詳しくお伺いし、凄い面白いことをされているなと思い、Web3に興味を持った次第です。

最初Web3って聞いた時はどんな印象でしたでしょうか?


【鈴木市議会議員】正直言うと、最初はちょっと怪しいと思いました。

ただインターネットやSNSも始めは怪しいと思っていたのが、今じゃ当たり前のツールになっています。

最近ですと、市議会議員もSNSで情報配信するようになってきました。

ただ自分の配信により、傷つけてしまう方がいると困るので、言葉は慎重に選ぶ必要があります。ですので、なかなか素直な気持ちを、SNSを通して盛岡市の方々に伝えることができなくなってしまいました。

一方、Web3だと、メタバースも含めて、肩書きを気にせず会話できるわけですよね。そこで様々な情報を得たいなという気持ちがあります。

先程もお伝えした通り、若者が仕事を選ぶ際、多数のミスマッチがおこっています。

対面で見知らぬ方と話す場合、なかなか上手に自分が聞きたいことを聞けない場合があると思うんですよね。

それをなくす意味でも、Web3で活用されているコミュニティやメタバースが魅力的だと考えています。

色んな情報を気軽に聞けるような場があればいいのかなと考えています。

未来妄想会議を盛岡市後援として開催するため、どのような説明を市長にされたのでしょうか?


【鈴木市議会議員】ヒオキンさん達が作成された勉強会の資料をもとに、イベントの概要や開催イメージを市長に説明させて頂きました。

市長からはその時点でいいね、すごい興味ある、と言って頂きました。

市長が元々Web3をご存知だったかは分からないんです。それは未来妄想会議当日に分かると思います。

ただ今回のイベントを了承されたことでわかったのは、盛岡市長は新しい分野にすごい興味を持たれているということです。

市長って色んなことを考えなきゃいけないんですよ。そのためWeb3だけに特化するわけにもいかないです。このイベントを通じて、Web3を少しでも勉強したいという気持ちを持たれているんだろうと思います。

そして、Web3をこういうふうに活用したいとか、こんな盛岡にするためにはどのようにWeb3を使えるのかということを、参加者の方々から凄く聞かれたいんだと思うんです。


Web3をどのように活用していきたいイメージはありますでしょうか?

【鈴木市議会議員】1番は「メタバース」です。

若い人の輪の中に、40代の自分がこのままの姿で入ると話しづらいと思うんですよね。ですが、メタバースでアバターを介せれば、年齢も関係なく、気軽に会話できると思います。

また若い方の意見をどんどん聞きたいと思っています。そして、少しでも若い人たちに政治に興味を持って頂ければと考えています。

僕は現在、7歳、4歳、1歳と3人の子育て中です。ですので、夜遅くに外出することは難しいです。そういう時に好きなタイミングで参加できるメタバースはいいですよね。

もう一つ取り組んでみたいのが「盛岡城の再建」です。現在盛岡城はなく、跡地となっておりますが、再建に向けた動きが始まっています。しかし、どうしても資金が必要なんです。

ヒオキンさんたちに相談したら「NFT」を活用して、寄付を募るというアイデアが浮かびました。

ヒオキンさんはNFTを活用し、鹿児島県薩摩川内市にある離島・甑島(こしきしま)にビール工房を建設するプロジェクトに携わられています。

ビール工房の建材を約2000個に分割し、それぞれのNFTを販売し、資金を募るというわけです。

NFTを活用し、ビール工場を建設費の一部にしようとされるその発想がすごいなと思いました。

盛岡城を再建する際は、その手法を参考にさせて頂きたいと考えています。

盛岡城再建は、市のお金で全部やらなければいけないという固定概念があるんですけど、自分たちで寄付を募って、そのお金を再建に活用させて頂くこともできると思います。


未来妄想会議開催により、どのような結果とか妄想が生まれることを期待されていますか?

【ヒオキンさん】そうですね、結局Web3というのは、あくまで「手段」の1つだと思うんですよね。

iPhoneとかインターネットも目的ではなく、あくまで手段であって、これらを取り入れた方が私達の生活が便利になる、と言うものでしか僕はないと思っているんですよ。

ですので、Web3を活用して無理やり盛岡を盛り上げます!というよりは、まず盛岡にはどのような課題があって、盛岡の方達が何をしたいのか?というのをまずは知りたいなと思っています。

盛岡市の方々が思っていることや、やりたいことを知らないといけないですし、盛岡市の方達と信頼関係を作るのがまずは大切だと考えています。

もちろん1回で信頼関係を構築できるとは思っていなく、数を積み重ねる必要があると考えています。

Web3はあくまで手段ですので、盛岡市の課題に対して、Web3が上手く活用できる余地があれば使いませんか?というスタンスにしたいと考えています。

鈴木さんが仰っていた、若者に魅力のある仕事を作るなど、盛岡が魅力を感じる場所にすることが、まずは大切かなと考えています。


「市単位」としてWeb3にここまで興味を持たれる地方自治体は珍しいのではないでしょうか?

【ヒオキンさん】「市単位」としてここまでWeb3に興味をもって頂ける自治体は珍しいと考えています。

私が何故盛岡市に期待しているかと言いますと、鈴木議員のように当事者意識を持ちかつリーダーシップ力のある方が、盛岡市には多数いらっしゃるからです。

新しい取り組みをする場合、そのような方がいないと、絶対上手くいかないです。

鈴木議員の他にも、山崎議員という方が未来妄想会議の開催に協力して頂いております。

山崎議員は40歳前半と脂がのっていて、やる気があり、純粋に盛岡を変えたいと考えられている方なんですよね。

Web3は今タイムリーですし、これから時代の産業を作っていくと思ってるんで、利用しない手はないなと思っています。

だけどニュース性だけ狙っていくと単発で終わり、打ち上げ花火になってしまうので、実質的にワークするかたちに設計していきたいです。

盛岡市には素晴らしい議員の方達がたくさんいらっしゃいます。

もしWeb3を手段として活用できる機会があるのならば、実現できる可能性はすごく高いと思っています。


未来妄想会議はあくまで盛岡市民の方がメインになるのか、それとも盛岡市外からの参加も期待してるのか、どちらなのでしょうか?

【ヒオキンさん】私として、県外からの参加はそこまでは期待はしてないです。もちろん参加頂けるなら嬉しいですが!

現時点では期待はしてないですが、今後期待させるようなことをやらないと、新しい取り組みは続かないと思います。

まだ盛岡市の方達がどのようなことを考えられているのかを今回初めて聞くわけで、まずは盛岡の課題について深堀していきたいですね。

結果的にいいことやってれば盛岡に興味を持って頂けると思うんで、コツコツと信頼と実績を積み上げる必要があると思います。

そうしたら自然に周りの県から色々興味ある人が集まってくると思います。


今日はお時間を頂き、ありがとうございました。最後に何か読者にお伝えされたい点があれば、教えて頂きたいです。


【鈴木市議会議員】私個人の話になりますが、私は以前、他の人のことばっかり考えていて、自分の意見がなかなか言えませんでした。

しかし、そのような姿勢はよくないと今は考えています。

どの人も自分の意見を素直に言えるような世の中にするために、僕はこのWeb3が1つの手段になるのではないかと考えています。

私、ヒオキンさんも含めて、Web3界隈って40前半の世代が多いと伺いました。

やっぱりこの年代は世の中を何か変えていかなければならないという危機意識があるのではないかと考えています。

盛岡の課題にWeb3をもし活用できるならば、少しずつ私も含め、盛岡を変えていきたいと思います。

妄想未来会議は5月17日(金)に開催予定です。

もし少しでも興味がある方がいらっしゃれば、是非ご参加頂ければと考えております。

WEB3未来妄想会議 にご興味がある方は

WEB3未来妄想会議にご興味がある方は、Peatix「WEB3未来妄想会議」からお申込みいただきますよう、宜しくお願いいたします。

どなたでも無料で参加可能です。

尚、WEB3未来妄想会議運営委員会 プロジェクトマネージャーのヒオキンさんが所属し、企画運営協力をしている「PARDEY株式会社」に関してより知りたい方はこちらの紹介記事をご参照くださいますようお願いします。

【PARDEYとWeb3】PARDEY CEO yonsanへのインタビュー